僕が育った畑の話 ~寮生自転車部~

今日のことは世間ではポッキーの日と言われているが,僕はチンアナゴの日派だ.なぜならチンアナゴの方がかわいいから(ここまで何の脈絡もない)

 

さて,早くも10投稿目になる本記事では寮生自転車部についてお話ししたい.僕の高専生活における,クラス外の人間関係というものは大部分,寮生自転車部を中心に構築された.今日この日も自転車部の活動の一環として5歳下の後輩たちとサイクリングに行ってこれたように,とても貴重な経験をもたらしてくれるこの謎の団体について僕の認識を改めて整理してみたい.ここで注意して欲しいのは、あくまで以下は僕の認識であり、関係者はそれぞれ色々な目的やロールをこの団体に期待しているということである。

 

【寮生自転車部とは】

寮生自転車部とはそのまんま,奈良高専の自転車が好きな寮生が集う非公式コミュニティだ.僕が寮の1年生だった2013年,現在東京工業大学に通う情報工学科寮生OBのMiyamo( @Miyamo765 )によって設立された.僕の4歳上の先輩がその前身となるような活動をしていらっしゃったと聞いているがその内容は今の活動内容とは大きく異なっていた為,設立は2013年であったと定義されている.初期メンバーとしては当時ロードバイクすら持っていないクロス乗りの僕との2人だけで,たまに週末にサイクリングに出かけるちっぽけなコミュニティだった.

 

後輩世代としてShundai( @FujiShun_ )を筆頭に,年々新入生を獲得し“部”としての存在を確立するようになった.現在寮内には「寮生○○部」といった趣味目的のあらゆるコミュニティが散見されるが自転車部はこの発端となったコミュニティである(と勝手に思っている)

 

一昨年のMiyamoさんの卒業に伴う引退で部長はShundaiくんに継承されており,今年度で設立5周年を迎え部員は延べ10人以上となった(僕は大目付として部員たちの安全を見守っていましたー!)

 

【寮生自転車部の活動】

メンバーたちは放課後や週末に,それぞれ都合のつくメンバー同士でサイクリングに出かける.通常のサイクリングでは「富雄川沿い」や「木津川サイクリングロード」などの20~60kmの行程を走り,おおよそ寮の夕飯時までに帰ってくることが多い.また,定期的に「かき氷」「紅葉」「初詣」といったテーマを持ったサイクリングイベントが開催され,道中の名物などで昼食をとったりしてそれぞれの思い出を作ってくる.寮内でも自転車の整備や他の寮生の自転車の修理を請け負っており,(わりと)本格的な活動内容となっている.

 

【寮生自転車部の存在意義】

 

上記のような歴史とか活動内容なんてものは実際どうでもよくてここが本題となる.

 

当初は仲の良かった先輩と2人で自転車に乗りに行くだけの話だったのが,あれから5年,自分よりも5歳も若い後輩を含めて,別学年別学科の寮生たちと交流の機会を獲得できることになった.

 

普通,人は自分に近しい人間には「面白い」「あいつは色々考えてる」と考えがちだが実際のところそれはほぼすべての人間に言える.同期であれば同じ年数生きているわけで,その中で個性のなかった奴とか何も考えてこなかった奴はそうそういないだろう.そんなわけで僕らは自分の世界を広げるために,自分が生きづらい思いをしないように,こういった人の「面白味」を見つける機会を得ていく必要がある.

 

寮生自転車部では自転車という旗印の元に色んな人が集まってくる.このようなコミュニティでは人間関係の構築や実際の活動,そもそもやるのかやらないのかを個人で決める必要がある.通常の部活であれば例えばバスケ部なら何曜日は中練,何曜日は外練,週末は試合といったようにある程度流れが決められており,「バスケをプレイする」というテーマの色が濃すぎて人間関係やその他のことをあまり真剣に考えなくてもなんとなく形になってしまう.

 

寮生自転車部のようなコミュニティでは,お互いがお互いの「面白味」を知っていないと(簡単な言葉でいうと「仲良くないと」)そもそも活動が行われない.メンバーたちは活動のためにお互いを知らなければならない.学校全体あるいは寮全体の「人の面白み」を見つけることは途方もなく難しいので,せめてこういった趣味というテーマで集まった仲間たちの「面白味」は見つけ出していきたい.この力を得ることができれば必ず大人になった時に自分の周りに人がいてくれることの助けになると思う.後輩たちにはこういった能動的な人間関係の構築の稽古の場として寮生自転車部を踏み台にして,かつ継続させていって欲しいなと切に願うばかりだ.

 

【まとめると】

楽しく自転車に乗ろう!!!

 

【おまけ・歴代紅葉ライドの様子】

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↑紅葉ライド2016

 

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↑紅葉ライド2017

 

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↑紅葉ライド2018